前回、「一体なぜ?男性用ブラジャーがバカ売れしてる真の理由」にて、女性用下着であるブラジャーが男性にヒットしているとお伝えしましたが、今、“女性用ふんどし”なるものがひそかなブームなのをご存知でしょうか?
ふんどしと言えば、いまや相撲やお祭りでしかなかなかお目見えしない伝統的な男性用アンダーウェア。これがなぜ女子に……?
その深い謎をふんどしの普及と知識の啓蒙を行う日本ふんどし協会会長の中川啓次氏にお伺いしてきました。
■本当に今、女性用ふんどしは人気なのでしょうか?
女性用ふんどしがひそかなブームと言うのは、ずばり、本当なのでしょうか?
「本当です。特に今、女性からの注目度の高いのが、SHAREFUN(しゃれふん)という商品です。昨年12月からの発売以来、今までのふんどしのイメージを覆すおしゃれなイメージで、大ヒットしています。
“ふんどしの日”があった2月には月間で800枚以上売れ、全商品が売り切れると言う事態にもなりました。テレビやラジオ、女性誌でも続々とご掲載いただいています」と中川さん。
たしかにそれはすごい人気っぷり! これはふんどしブームが来ていると言っても、過言ではないでしょう。
■今、女性用ふんどしが人気になっている理由
そんなに人気となってしまう、女性用ふんどしの秘密はあるのでしょうか?
「デザイン的にかわいいというのもありますが、実はふんどし、ゴムの締め付けがないので、とっても健康的なのです!
締め付け感がなく快適な履き心地というのはもちろん、締め付けにより血行やリンパを妨げないということで、冷え性やむくみ対策、生理不順の緩和にもつながるそうです」
なんと、ふんどしは女性の健康にもいいとは! 更に中川さんによれば、こんなちょっと怖いお話も。
「逆に締め付けが強いアンダーウェアは、腰周りや足の付け根の皮膚が炎症したり、カンジダ症や膣炎などのデリケートゾーンのトラブルが長引いたり、締め付けの不快感がストレスの要因になる懸念があると、医療従事者からも指摘の声が挙がっているそう。
ふんどしによってこれらの症状は緩和されると期待されています」
ファッションとしてオシャレでおもしろいことに加え、女性の美と健康にもつながるというのはふんどしのうれしい効果ですね!
■おすすめのふんどし使用シーン
「日常生活の中で一日中ふんどしはちょっと不安……」という方も、「就寝時・お風呂上がりから朝起きるまでのリラックスタイムでの使用がおすすめ」と中川さん。
締め付けから解放されることで、より深くリラックスすることができ、質のよい睡眠を得られるほか、寝ている間のむくみ対策、冷え性対策の効果も期待できるそうです。
■気になるふんどし選びのポイント
ふんどし選びでは自分好みのデザインを探すのも大事ですが、気にしたいのがふんどしの素材です。色々な素材のふんどしがありますが、女性には特にリネン(亜麻)がおすすめだそう。
「リネンは、防臭、防菌効果があり、使えば使う程、柔らかく肌になじむことが特徴です。お肌に優しく、アトピーや敏感肌の方でも安心して使え、世界の高級ホテルでも使用されています。
また、麻は古来より“神事”に使われてきた神聖なもの。運気が上がるという評判もあるそうです」
いかがでしたか?
意外な効用がいっぱい、かつおしゃれに進化しているふんどし。ふんどしで健康的に、そしてモテ運アップも祈願して、今年の夏のナイトウェアに一枚いかがでしょうか?
【クールビズ特集】
※ 最高峰のクールビズ!「タンクトップ手当2,000円」企業が話題に
【参考】
※ 女性に人気のおしゃれなふんどしSHAREFUN(しゃれふん)
昨年12月から発売以来、今までのふんどしのイメージを覆すおしゃれでPOPなふんどしとして数々のメディアで話題に。2月には全商品SOLDOUTになるなど女性に一番人気のふんどしです。商品ごとに付けられたクスッと笑ってしまうようなネーミングやストーリーも人気の秘密。女性から男性に、男性から女性にプレゼントしても喜ばれる話題のふんどしです。
※ 日本ふんどし協会
日本ふんどし協会は、日本古来の文化であるふんどしの普及、及び、人々のふんどしに対する理解と関心を高めることを目的として活動しています。
具体的には、2022年(10年後)までに日本人全員がふんどしを1着は持っている(1億2000万人総ふんどし化計画)、そんな時代の到来を目標としています。
合い言葉は、「みんなで締めれば怖くない!」「ナイスふんどし!」