お互いのために、よかれと思ってレストランやデートコース、家事分担の見直しを提案しても、「彼が全然言うことを聞いてくれない」「取り合ってくれない」という経験ありませんか?
そして、楽しい会話のはずだったのに、逆に「そんなワガママばかりは聞けない」と怒られてしまったり、乗り気じゃない彼にイライラしてケンカに発展してしまったり、なんて経験された方も少なくないのではないでしょうか。
彼へのお願いごとを、彼自身も気持ちよく通すには一体どうしたらいいのでしょうか? 以前、「男性が思わずOKしてしまう上手い“ものの頼み方”3つ」では、以下3つの方法をお伝えしました。
(1)タイミングを見計らう
(2)命令口調にならないようにする
(3)完結に用件を伝える
今回は更に一歩踏み込んで、心理学者・伊藤明先生の『恋によく効く魔法のひと言』を参考に、男性が“喜んでお願いを聞いてくれるテクニック”をご紹介します。
そのテクニックは、“お願いの直後に相手を思いやるひと言を添えて引くこと”です。
■相手を思いやるひと言を添えるだけ!
どんなに好きな人でも、あれこれと一方的に指示をされると命令されているような気がして、つい心理的に反発してしまうものですよね。
特にプライドの高い男性ほど、その傾向は高くなると言えるでしょう。たとえあなたに悪気がなかったとしても、彼への過度の要求は心の反発を起こしかねません。
そんな彼へのお願いが押し付けがましく聞こえないようにする方法については、以下のテクニックが有効なのだとか。
「お願いの後で、彼を思いやるひと言をさりげなく付け加えてみましょう」
具体的には、以下のような言い方です。
「“みなとみらいに連れてってほしいな。でもサトルくん、最近忙しいよねぇ……”と言った具合です。
(中略)
ちょっと下手に出てお願いすることによって、男性は気持ちよくあなたの願いを聞き入れてくれるようになるのです」
つまり、一方的に自分の要求をゴリ押しするのではなく、相手を思いやり引き下がる余裕を見せることが効果的なのです。
■あらゆるシーンで使える!
このお願いテクニックは、あらゆる場面で活用が可能です。
たとえば、買い物に付き合ってほしい時は、「ショッピングに付き合ってほしいな。でも、●●君、退屈しちゃうかな……」。アクセサリーをおねだりする時は「このアクセサリーほしい! でも、けっこう高いよね……」。
お皿洗いを頼む時は、「お皿洗ってもらってもいい? でも、今仕事で疲れてるよね……」など。
なぜ、このテクニックが効果的なのか? 著書の中では、以下のように書かれています。
「自分の立場を理解してくれる相手には、優しくなってしまうもの。なので彼はつい願いを聞き入れてくれるのです」
万が一、その時はお願いが通らなくても、「じゃあまた今度、●●できたらうれしいな!」と彼にかわいく伝えれば、次回のお願いの成功率アップにつなげることができます。
これで、少なくともケンカに発展することはないでしょう。
また、お願いごとが通ったら「ありがとう! 大好き!」と大げさに喜ぶこともポイントです。この一言で、彼の自尊心は大きく満たされ、次回もあなたのお願いごとを聞いてみよう、という姿勢になるでしょう。
いかがでしたか?
お願いテクニックを身につけて、自分の要求を満たしつつ、お願いごとをふたりの関係を深めるイベントにつなげてみてはいかがでしょうか?
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【参考】
※ 伊藤明(2007)『恋によく効く魔法のひと言』 青春出版社